人間関係、子育て、仕事、お金・・・
生きれば生きるほど、環境は複雑化し、悩むことも多くなっていきます。
そして、悩み始めると連鎖反応のように次から次へと悩みが増幅していくのです。
「自分のことが嫌になる」
「他人を羨ましく感じる」
「他人のささいな言葉や態度が気になってしかたがない」
「過ぎたことを何度も思い出してしまう」
そういう悩みの連鎖状態に陥ってしまった時、実はそこから早く抜け出す方法があります。
悩みを無くすたった一つのこと
悩みを無くすたった一つのこと。
それは「自分の未来」(変えられること)以外考えないことです。
- 他人の過去
- 他人の未来
- 自分の過去
これらは変えられない。悩んでも無駄なので考えません。
- 自分の未来
自分の未来は唯一変えられることなので、これだけ考えます。
悩みのほとんどは上の3つに当てはまることが多いので
これだけで悩みが無くなる人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、変えられないと分かっていても、他人のことや過去のことをつい考えてしまいますよね。
なので、具体的に何をすれば早く立ち直れるか、私が実際にやっていることをお伝えします。
悩みを洗い出す
悩みを洗い出すとは、具体的に言うと「感情の書き起こし」です。
ここで大事なのはしっかりノートに書くことと、それを日記として書き溜めていくことです。
なぜ「感情の書き起こし」が大事なのかというと、人の悩みの大半は漠然としていて
何に悩んでいるのかという根本的な問題さえ理解できていないことがほとんどだからです。
日記として書き溜めていく理由は、自分の悩みの統計(何に悩みやすいのか、何が一番嫌なのかなど)を取るためです。
つまり自己分析のために「感情の書き起こし」をするのです。
自己分析ができると、解決策が立てられます。
悩みを無くすためには、「解決方法を考え、それを実行する」しかありません。
そのために「感情の書き起こし」が必要なのです。
では、具体的に感情の書き起こし方を解説します。
感情の書き起こし方
悩みは負の感情を持っているので、まずはその感情を思い出しながらノートなどに書き始めます。
- つらい
- 苦しい
- イライラする
もう少し具体的に書いてみます。
- 何がつらいのか
- 何が嫌だったのか
さらに具体的な状況を書きます。
- 相手に言われた言葉、相手がとった行動
- 自分が言った言葉、自分がとった行動
次に、自分の願望を言葉にしてみます。
- 相手にどうして欲しかったのか
- 自分はどうしたかったのか
ここまで書いて、冷静になっていれば続きを書いていきますが、
まだ冷静な状態でない(泣いてる、怒っている)場合は、翌日以降進めていきます。
解決策を考える
感情の書き起こしが終わったら、書いた内容を振り返ってみます。
そうしたら、最後に書いた
- 相手にどうして欲しかったのか
- 自分はどうしたかったのか
これらを現実的に叶えられるかを考えます。
でも難しくは考えないでください。
最初に言った通り、考えることは「自分の未来」のことだけでいいんです。
まず、「(相手に)〜して欲しかった」「(自分は)〜したかった」は過去のことなので変えられません。
なので、未来のことを考えます。
具体的に考えることは以下の2つです。
- 同じことが起こらないためにできること
- 同じことが起こった場合の対処法
相手の未来は変えられないので、自分が主導的にできることを考えます。
ここまで書き起こすと、ほぼ100%、悩みの連鎖からは抜け出しています。
あとは冷静に、淡々と解決策を考えて行動するのみ。
シンプルに生きることが悩み0の近道
「悩み0」なんて人はいません。
でも、悩みをすぐに昇華できる人は実質「悩み0」の状態でいられるのです。
そういう人は、「シンプルに生きている人」が多いです。
シンプルに生きるとは、自分の未来(変えられること)のみに集中することです。
「自分の未来」以外のことは全て考えることをやめましょう。
人の悩みのほとんどは他人のことや過去のこと。
変えられないことは潔く「しょうがない!考えてもムダ」と諦めて、思考の外に追い出すのです。
そうして悩みを簡素化すれば、それらの解決策も数パターンに絞られてくるはず。
悩んだらまずは「感情の書き起こし」を実践してみてください。
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